Crystal Dig!! 水晶掘り

基本的にアメリカに興味がないまま、NYに住むこと8年。今初めて知る、すっごい楽しいアメリカの遊び方・・・
それは大自然とクリスタルディグ!(水晶掘り)。

初めて連れて行って頂いたのが、コールマン・ロックショップ&クリスタル・マインズというアーカンソー州にあるマイン(Mine:鉱山、採鉱場)。アーカンソー州のクリスタルは透明度が高いことで有名で、ここ以外でもいくつかマインがあります。

どこのマインでも段取りは同じ。車を止めたら、オフィス兼水晶の売店で入場料の$10(+税)を支払います。その時にお店の人と雑談しながら、最近どんなのが採れたか?どの辺りで掘ると良いか?など質問してみましょう。お店の方も水晶好きなので、気さくにいろんな情報を教えてくれ、最後にGood Luck!と言ってくれます。

日焼け止めをしっかり塗ったら、バケツとスコップを持ってGo!

この写真はマインのほんの一部です

広大でどこから手をつけたら良いか分からないので、お店の人のアドバイス、自分の直感、ダウジング(やってる人みたことないけどね)などを頼りに掘り始めます。一つ採れるとその周囲に必ずいくつか見つかります。

私の横でお父さんと男の子が掘っていた。男の子「パパ〜!クリスタル取れたよ!」嬉しそうにお父さんに見せる。
お父さんは泥を少し払った後、冷静に「石だよ」。
子供「・・・」こんなやりとりがしばらく続いていて可笑しかった。そんな私も例外じゃなく、何度、石をクリスタルと勘違いしてぬか喜びしたことか・・・。

ほんっとに地道な作業で、最初のうちは黙々と掘るのが楽しいのですが、手応えがないまま炎天下で掘り続けるのは苦行です。でも、少しでも水晶のポイントらしきものが見つかった途端にアドレナリンが放出され、モグラパワー全開になる。

その楽しさは釣りに似て、もしこれが金なら、マグロが釣れた時以上にエキサイトすることでしょう。

そして、これは!というものはバケツに入れておきます。バケツがいっぱいになってきたら、泥を洗える水場に行って一個ずつ洗って確認します。その作業もワクワクで、まさに宝探しゲーム。洗ったらただの石だった・・・ということも多々ありますが、水晶だった時の喜びといったらないです!!!
10ドルでこんなに楽しめるとは思いもよらなかった。

私はこれ以来、すっかり水晶掘りにハマり、違う州にも行くようになりました。

家に持ちかえって、歯ブラシで細かい泥を落として綺麗にします

そういえば昔、インド占星術の人から適職をいくつか言われた時、「Something dig(何かを掘る)」と言われて全く意味が分からなかったけど、これだったのかもしれない!笑

土地によって採れる天然石も違うし、土壌も違うので全てに当てはまるワケでは無いですが、一応あったら良いなグッズを書いておきます。スコップなどのツールはレンタルもあります。

【必要なもの】
・汚れても良い服と靴(赤土系のドロ汚れは洗っても完全に落ちません)
・長袖の服、大きいツバの帽子(日陰なし。炎天下で延々掘りますので日焼け止めも忘れずに)
・タオル(数枚あると、汗拭き用と立派な水晶が採れた時の梱包用に便利)
・新聞紙・ジップロックバック(細かい水晶用に)
・グローブ(爪に細かい傷ができること必須)
・バケツ(2個あると石を洗う時などに便利)
・スコップ(大きいシャベルや小さいスコップ、潮干狩りで使うようなヤツなどの種類があると便利)
・水と食料(どこのマインも超ド田舎にあるのでレストランやデリは周辺に無いです)

アーカンソーではゴールデンヒーラーばっかり採れた。

ちなみに、NY州のハーキマーダイヤモンド(ダイヤモンドのようにクリアなクリスタル)が採れるマインは、ハンマーで硬い岩を叩き砕くタイプなので泥だらけにはなりませんが、私のような軟弱者は手が痺れて半日でギブアップ。

休憩中、隣にいた大柄なおばさんが「調子はどう?」と聞いてきた。私は苦戦しててまだ一個も採れてないと言ったら、彼女はゆっくりと車へ戻り、大粒のハーキマーダイヤモンドを3つ持ってきて見せてくれた。

そして「私はここの常連でね、もう何十年も通ってハーキマーもいっぱい家にある。でも数ヶ月前にガンを告知されて以来、こんなに持ってても仕方ないと思うようになって、人にあげるようになったの。」と言って、なんと私たちに恵んで下さいました。カミサマ〜〜!ありがとう〜!

またアパラチア山脈の南、サウスカロライナ州にあるダイヤモンド・ヒル・マインは、アメジスト、スモーキー、エレスチャル、グリーンベリル、アクアマリン(!)など種類が豊富な水晶が採れることで有名。友達は完全にアクアマリン狙い。私は綺麗なポイントのアメジストを掘り出しました。

でも上には上がいるもので、スコップで作業員並みに掘っていた男性は1週間ここに泊まっているという筋金入り。いろいろ掘り出しているらしく、釣り人が使うタックルボックスみたいなのにぎっしり入った水晶コレクションを見せてくれた。こんだけあったら売れるね〜!と冗談で言ったら、本当はインターネットで販売したいのだけど、執着が出てきて売りに出せないのだとか。。

この頃は晩秋だったので夜は急に冷え込み、私たちは焚き火を囲んで暖をとった。このマインでカーキャンプする方は、季節によっては防寒具も必須です。私たちもできれば3泊くらいしたかったなぁ。