ナバホの聖地 アガスラピーク(Agathla Peak)

モニュメントバレー方面へ国道163号線を走っていると、超リマーカブルな岩山が現れる。

圧倒的な存在感で、誰が見たってただの岩山ではないことは一目瞭然だ。

アガスラピークと呼ばれるこの岩山はナバホ族の聖地であり、アガスラとは、ナバホの言葉で「ag ha la(much wool : たくさんの羊毛)」。アンテロープ(カモシカ)や鹿の毛皮がこの岩に積み重なったように見えるピーク(峰・頂上)という意味。当時のネイティブアメリカンの人々にとって、毛皮は重要アイテムの一つだったから、それだけ想いが深いことが伺えます。

地質学的には、岩頸(がんけい)と言って火山のマグマが硬化してできた形成物で、噴火した火山が侵食して、火道内の岩栓が地表に現れた地形とのこと(wikiより)。

インディアンの聖地となるKiva(礼拝をする場所)やビジョンクエスト(天啓を受けるための儀式)をした場所は、こういったゴツゴツした岩山の中やその付近が多い気がする。ある山伏の方が仰っていたのですが、地球には硬いプレートがあり、その上に私たちは暮らしていますよね。そのプレートの内部には強力なエネルギーがあり、そのエネルギーが出てくる場所がプレートの切れ目だったり、火山の噴火口であるとのこと。なので、火山周辺にはパワーが充満しており、何らかのインスピレーションを受けたり、祈りやヒーリングに最適なスポットになる。確かに、現代でいうパワースポットと言われる場所も、火山は多いですよね。

おそらく古代に生きていた賢人達はもっと直感的に生きていたので、心と身体で感じて知っていたのだと思う。

ここに来たのは2回目。前回は2014年の夏、夕日が沈んだ後にここを通り、真っ暗のなか撮影していたっけ。
今回は夜明け前に着き、彼はいつもの如く三脚をセットしていた。私はiPhoneですが…。

朝日が登るにつれ、アガスラピークはまるで大聖堂のように輝きだした。

足元は棘のある低い薮なので、歩きにくくチクチクする。もう少し前に行ってみようとしたら、シャーッ!と蛇の音がしたので、死ぬ気で逃げた。野生の声に慣れてないと、蛇とか熊とか狼などのリアルな声はホントに怖いです。。写真を撮っている彼に「危ないから気をつけて〜!」と言ったら、ここは蛇の伝説もあるらしいからラッキーだったねと余裕の笑顔。

日が登りきると撮影もover。どこからともなく馬の家族がやってきて、朝食を食べ始めた。

聖母のようなアガスラピークに見守られながらコーヒーを作り、いつものごとくナッツとドライフルーツで朝食を済ませ、一路モニュメントバレーへ。