森のクマさん

ある日 キングズ・キャニオンの森の中 クマさんに出会った

花咲くもーりーのーみーち クマさんに で〜あった〜

はい、ここはシエラネバダ山脈南部にあるキングズ・キャニオン国立公園にあるラウンド・メドウ(Round Meadow)。その名の通り、ジャイアント・セコイアの木々とワイルドフラワーなどを楽しみながら、ぐるっと一周できる草原です。特にエキサイティングな場所ではないおかげで、人気も少なくとても落ち着いた雰囲気が良いところ。

カリフォルニア州は州旗にもクマがついているほど、クマ出没率の高いところ。我々もキャンプ場で、定番ブレックファストであるオートミールを作る準備してたら、真後ろにクマがいたという笑えない(けど写真は撮った)出来事がありました。考えてみれば、オートミールの他に、ナッツ、ベリー、メイプルシロップって、全部クマの好物やないかい!でも、親離れしはじめた青年期のクマは、食べ物に必死すぎて人間には興味なさそうだった。

もし公園内をドライブ中に渋滞にハマったら、それは前方の車が何らかの野生動物を見つけたというサイン。後方で”何だろう?”と思って車が動くのを待っていると、まぁ〜それはそれはキラッキラの笑顔で「クマだよー!クマ!」と走って子供たちに教えにくるお父さんの姿を見るのも微笑ましいものです。特にクマは、鹿ほどしょっちゅう見られないから特別な存在。

かく言う私たちも、野生動物を見つけたら我先にと撮りに行く。あんまり近づくと危ないけど、私は途中で一眼レフが壊れて以来、iPhoneしかなかったので、ちょっと子グマさんに近づいてみた。

ブラックベアのCub(子ども)は、ご飯探しに必死でバリバリ言わせながら大木をむしっていました。

クマがよく出没するトレイルやキャンプ場では、ベア・キャニスターと言って、熊対策用のコンテナーをレンタルしてる公園もあります。

これは、ワシントン州のオリンピックナショナルパークでキャンプした時のもの。この中に食料を入れて保管し、上のネジのようなところにコインを使って蓋を開けるという、クマはどう頑張っても開けられないシステム。

そして、テントからは少なくとも200ft(60m)離れたところに置くこと。崖の近くなどに置くと、クマが落とすので注意。また置いた場所が分からなくならないように、目印になる明るいものをつけておく。風船つけておけば分かりやすいかも。

頑張って取ろうとするクマの図


朝の風景も撮りたいというリクエストのため、翌朝、日が昇る前にラウンド・メドウへ再度行くことになった。

私は散歩でもしようとボードウォーク歩いていると、何とも言えない高い声で鳴く動物の声が聞こえてきた。ベイビーベアだ!

丘の方で、赤ちゃんグマがじゃれ合っているのが見えた。私は赤ちゃんグマに見とれながら(ここが失敗)そのまま歩いていると、目の前におっきいクマが現れた!!ギャー!母ちゃんベア!!

その距離5メートルほど。とにかく至近距離だったことは間違いない。

お互い存在に気付かず歩いていたのか、私も熊も一瞬目があってビクッとした後、あまりの恐ろしさに声も出ないまま全力で走って逃げた(最も危険な行為)。数分走っても背後に気配を感じなかったので恐る恐る振り返ると、幸いにして母ちゃんグマも逆走したようで、メドゥの中から私の方を振り返って見ていた・・・怖っ!

もーしません!もー絶対しません!ほんとごめんなさい!!と、二日酔いの時のように心から(何に対してか分からないけど)謝った。カミサマーありがとうございます〜。

一応、熊よけの鈴をリュックに着けていたものの、この時はリュック持ってきておらず(意味なし)。とにかく自然をなめたらアカン!ということを身をもって学びました。おそらくこれが、人生の旅の中で最も恐怖を感じた出来事。

教訓
鈴をリュックに着けたり、クマ撃退スプレー、長い棒などの対策を万全にする。
できるだけ大声で話したり笛を吹いたりして、人間の存在を知らせておく。
夜明けや夕方にハイキングしないで、なるべくグループで行動する。

1.クマを遠くに見つけたら、できるだけ近寄らず、ゆっくり静かに立ち去る。
2.トレイルなどで至近距離で出会ってしまったら、ゆっくり喋りながら後ずさりする。
3. 襲われてしまったら、死んだふりをせず、思いっきり戦うかしかない。

これはアラスカのカトマイ国立公園で、熊に出会ってしまった人のリアル動画です。
2番目の対処法でなんとか切り抜けたお手本。