Rt.395からのシエラネバダ

シーニック・ハイウェイ395 をヨセミテ方面へドライブすると、美しいシエラネバダ山脈(別名ハイシエラ)が延々と続く。スペイン語で雪の山脈(Sierra=山脈 Nevada=雪の、雪深い)という意味。

日本へ一時帰国する時、カリフォルニア上空から下を眺めると、バニラアイスのフタを開けた時のような風景が見えた(こんな感じ)。今回は車で長距離を走っていてもシエラネバダが延々と切れることがなく、改めてアメリカは巨大な国なんだなぁと、在住10年目にして実感した瞬間だった。

当日は雨雲が山脈を黒く覆う中、標高4,421mのアメリカで1番高い山マウント・ウィットニー(Mt. Whitney)の上に天使の梯子ができていました。ガーディアン・スピリットが降りてきたのかもしれない。そうよ!そうよ!きっと絶対多分そうに違いない!笑

Mt. Whitneyという名称は発見した地質学者の名前に因んでますが、それ以前から住んでいたネイティブ・アメリカンは、「Tumanguya」と呼んでいて、ガーディアン・スピリット(守護精霊)という意味だったのだそう。

こういった行為をホワイトウォッシュと言って、赤い人々がつけた名称を白い人々の言葉に塗り替えてしまうわけですな。もー!デビルズタワーも若干臭いますが・・・。だってもともと神聖な儀式のために使われていた場所に、デビルってつけるかなぁ、ふつう・・・。あ〜スミマセン、つい悪いクセが・・・。(愚痴はやめるって決めたじゃない!)

興味深いのは、北米で最も標高の低いデスバレーから、最も標高の高いマウント・ウィットニーまではたったの76マイル(122.31km)しか離れていないこと。昔の人にとっては、東から西に移動するのは死を覚悟しながらの旅だったでしょうが、このユニークな地形のおかげでダイナミックな旅が楽しめるというわけです。

道の途中には、真珠湾攻撃の後、1万人以上の日系人が収容されたマンザナー強制収容所の跡地が国定史跡として保存されています。シエラネバダの麓という厳しい環境で、悲しさや憤りなど複雑な思いで生活されていた歴史がある場所。戦争は国同士の難しい問題ですが、いつまでもどっちが悪いとか言っててもキリがないので、私たちは2度と争いを産まないよう、日々、融和して生きることが祈りに繋がることでしょう。ネイティブ・アメリカンの賢人は、入植者たちに攻撃されている時ですら、敵の家族を思いやり祈っていたのだそうです。

そして、山脈の向こう側には、地球で最も大きな木があるセコイア国立公園やキングス・キャニオン国立公園が広がっていて、その北側にヨセミテ国立公園がある。ヨセミテ行くなら絶対にルート395がオススメ!神秘的な湖のモノ・レイクもついでに見られるし、Rt395からヨセミテに入るタイオガ・パス(Tioga Pass Entrance)は車が豆つぶに見える壮大な山道なので、延々とシーニックドライブが楽しめます。

ただ季節と天候によっては、タイオガ・パスが閉鎖されているので、必ず下調べしてから出掛けましょう。でないと、ものすごい大回りしなくてはいけません。

ハイシエラ周辺は温泉もあるし、冬はスキーやスノボのリゾート地としてもオススメです。そして、寒さに耐えきれなくなったらデスバレーに行きましょう!マンモス・レイクからデスバレーまで3時間です。笑

悲喜こもごも、ドラマに溢れた山脈であります。