太古の地球を垣間見る イエローストーンの黎明

モンタナ州から長いドライブの末、夜明け前、イエローストーン国立公園の北ゲートに辿り着いた。

彼はパーキングで少し仮眠していたが、私は寝てられず、近くのマンモス温泉(Mammoth Hot Springs)へ向かった。早朝すぎて観光客はゼロ。静かに立ち上る湯気と湧き水の音、石灰石でできたテラスを眺めていると、何億年も太古の昔にタイムスリップした気分になる。地球の始まりと言ったら大げさだけど、まだバクテリアと少しの生物しか存在しなかった時代へようこそ。

イエローストーン国立公園は標高約2,400m(富士山の5合目ぐらい)という山岳地帯に位置しており、北米最大の火山エリアだけあってバイブレーション高いです。

温泉に含まれる石灰分でできたこの石灰棚は、パレットスプリング(Palette Spring)と呼ばれている。年や季節、気候によって噴出するお湯の量が変わり、多い時期ほど美しいのだそう。この年はドライ気味か。
まるで女神でも降りてきそうな階段
岩肌の色と皮膚のような模様、枯れ木、温泉に濡れてブロンズゴールドに輝く美しい地面…。自然のアートには敵いません。

このマンモス・ホット・スプリング周辺には、唯一、人が住んでる他にも見所があるのですが、私は自分がキレイ!と思ったところしか撮っておらず…。人格同様、写真も偏っているので、あまり観光情報にならなくかたじけない。

朝食中の若いエルクたち

朝日が登り始め、人の気配が増えてくると、名もない頃の原始的なムードは一変し、現代のイエローストーンナショナルパークの顔に・・・。

彼の撮影がひと段落して、観光客が多くなってくると我々は退散。いつものナッツ&ドライフルーツ、そしてメープルシロップとココア入りコーヒーという定番の朝食をしていると、パーキングがあれよあれよと言う間に満車になり、人・人・人。結局、仮眠できるような静けさはなくなり、ビジターセンターへ情報収集に向かった。


Yellowstone National Park