まるでパステル画 イエローストーン大渓谷

イエローストーン国立公園のイエローとは、このイエローストーン大渓谷(Grand Canyon of Yellowstone)の黄色い岩肌に由来する。温泉エリアだけに硫黄の色かと思いきや、硫黄の成分よりも鉄分が多く、峡谷の流紋岩に含まれているさまざまな鉄化合物が錆びている状態なのだとか。いわば錆びつつある渓谷。

もともとは1,100年以上、アメリカロッキー山脈東部の大平原に居住し、旅してきた シャイアン族カイオワ族ショショーニ族、ブラックフィート族、ネズ・パース族クロウ族などのいわゆるプレーンズ・インディアン達は、この渓谷を “Mitzi-a-dazi”(River of Yellow Rocks:黄色い岩の川」の意)と呼んでいて、主に狩猟や魚釣り、そして槍に使うオブシディアン(黒曜石)の採取に来ていたそうです。私もこの旅で、オブシディアン買っちゃいました。槍は作らないけどね。

ただ残念なのは、1872年から初の国立公園としてイエローストーン国立公園を保護し始めたのは良いことだとは思うのですが、同時にネイティブ・アメリカン達の狩猟と漁業権が奪われてしまったこと。酷いじゃない・・・涙

でももう恨み節を言うのは止めると決めたので、私は祈ることでその深い悲しみや怒りを浄化する巡礼を続けているわけです。

イエローストーン川が削り出した渓谷の深さは約240〜370メートルで、その力はワイオミング州からノースダコタ州の終点まで600マイル(965km)以上移動して、アメリカで最も長いミズーリ川と合流しています。
いろんな鉄分が錆びて美しいグラデーションを作り出している。
パステル画のような渓谷
岩肌の質感といい、川の流れる模様といい、ホント素晴らしい自然美。
高低差約100mと、ナイアガラの倍の高さを誇るローワー滝。水しぶきが霧になって空に舞い上がっていました。