ローマから鉄道で約2時間。(23€ )
着いた着いたよ~!アッシジに!
アッシジは、イタリア中部のウンブリア州にある
スバジオ山(標高約1,300m)の中腹に位置していて、カソリックの聖人の中でも人気ナンバーワンの聖フランチェスコの聖地。
ちなみに、聖フランチェスコは英語ではセント・フランシスと呼ばれ、西海岸のサンフランシスコの名前の由来になっているそうです。コロンブスの時代にネーミングされたのだと思いますが、清貧な暮らしを好み、自然や動物をこよなく愛した聖フランチェスコと、ヒッピー文化発祥のサンフランシスコというのは、何か共通するものがあります。
1997年にアッシジは大地震にも見舞われましたが、今はすっかり復興して、2000年に世界遺産に登録されたそうです。(イタリアはどっか歩けば世界遺産に当たる、世界遺産ナンバーワン国)
私は4年前に高野山に行こうとしたものの、まだ呼ばれてなかったようで、行ったことがなく未だに憧れの地。アッシジ&聖フランチェスコは、高野山&空海といったところ。。。だと勝手に解釈している。
そういうわけでアッシジだけは気合入って、ばっちり下調べ済み。
駅を出て左手にバスの停留所があって、切符は駅のTabacchi(デリとかコンビニのような売店)で売っています。電車の切符も売ってますが、アッシジはキャッシュオンリーです。
バスを使えば約5分でアッシジの街まで着けるところを、敬虔なカトリック教徒の中には、短い巡礼路として歩いて行く人もいるといくつかのサイトに書いてあった。
私は敬虔なクリスチャンではないけど、最初から歩くことに決めていた。(絶対いつかはお遍路さん!)そして、目の前の小道から見える丘に引き寄せられるように向かっていた。。
ここからは、皆さんもアッシジまで散歩しましょう。
BGMは、魂が洗われる映画♪Brother Sun♪ Sister Moon♪でお楽しみください。
遠くの丘に見えるのがアッシジの街。
確か、歩く人もいるって書いてあったんだけど・・・前も後ろも私だけ。。誰も歩いていやしない!しかも日陰なくて暑っつい!
でも歩いてるだけで、フランチェスコの自然に対する愛情が感動として伝わってきます。
観光バスが通り過ぎ。。
その脇にある緩い坂のレンガ道をひたすら歩きます。

坂を登り続けるとアッシジの街が近づいてくる。この時点ではもうかなり息が上がってて、鼻歌とか全然歌ってる場合じゃなく・・・バスに乗らなかったことを少し後悔した。
あとどれだけこの坂を登れば辿りつくのか?
振り返ると駅がある方向が下に見える。
さっきまで遠くに見えていた、聖フランチェスコ大聖堂が目の前に~!手前では馬が草食べる風景に心和みつつ、次の坂道へ・・・。お姉さんはあともう少しって言ってくれたけど、緩やかな傾斜だった道がどんどん急斜面になっていき、最終的には階段に。。もう写真を撮る余裕すらなく、バックパックの中にあるノートパソコンを捨てたくなった。
も~!ダメ!と思った瞬間、街の入り口が見えた。
徒歩だと約20分と書いてあったけど、いっぱい道草したせいで1時間以上かかったかな。後半はかなりキツくても、フランチェスコも歩いたと思えば楽しかったです。(でも帰りはバスにしよう)
アッシジの街から見下ろした風景。
次は、やっとこさ着いたアッシジの街の風景です。
まだこれイタリア一日目。
つづく