アイリーン嬢の爪痕

ハリケーンのアイリーンのおかげで、みんな大変だった週末。

うちはイーストリバー沿いにあり強制避難エリアのゾーンAだったので、前日から何人かのお友達が家に避難したらいいよとオファーしてくれた。こういう出来事があると、友のありがたみを心底感じます。

楽しみだった2つの予定も流れ、(週末ハリケーンは嫌だね〜)朝から窓にガムテープを貼って、電子機器を窓から遠ざけて、午後には地下鉄が止まるってんで、慌ててバックパックに貴重品と冷やし中華セットとアイスクリームを詰めてチェルシーに住む友達の家へ向かった。

駅へ向かう途中、近所のカフェがオープンしていて、普通にお茶して余裕かましてる人もいた。

地下鉄は、避難する人々が結構いて、1ダースのお水、旅行用のカバン、猫の餌とトイレ、花束、そして便器のふたを持ってる人などがいた。なぜ?マイ便器じゃないとダメなのか?

友達の家に着くと、バルコニーにあったガーデン用品を全部入れて大仕事だったわ~と。。オサレなヨーロッパ人の彼女らしく、こんな非常時でも綺麗にテーブルセッティングしてあって和んだ。

でも彼女はあまりハリケーンの心配をしていないみたいで、水も食料も通常どおり。「2~3日食べられなくても断食だと思ってメディテーションしたらいいのよ~(窓に飾ってあるインドの聖者)ラマナ・マハリシがきっと守ってくれるわ。」と、涼しい顔でパソコンに向かうの図↓↓↓

しかもペディキュア乾燥中・・・フフフ〜ン♪

チェルシーでは、デリやドラッグストアで食料を買い込む人がいる一方で、バーニーズNYのウェアハウスセールでブランド服を買い込む人も結構いた。警報出てるんですけどね〜。とか何とか言ってた自分も靴を見に行っちゃいましたが・・・。

その後は、食べたり、昼寝したり、DVD見たり、喋ったりしながらハリケーンを待った。その間も何度か安否を気遣いあう電話がかかっていて、こういう事態は面倒だけど、周囲を想い合う機会ができて時々はいいかもね~と話していた。

そんなこんなで、気がついたら朝4時・・・。本格的にアイリーン嬢が来る気配も無く、窓の外を見るとコーヒー片手に余裕で犬の散歩してる人がいて、フツーの雨の日曜。一体、あの娘はいつ来たのやら?!

私はハドソンリバーはどうなってるのか気になり、カメラを持って出て行こうとすると、「折角ゾーンAから避難しているのに、またわざわざ対岸のゾーンAに行くってどうなの・・・」と呆れられつつ、レポートがてら出掛けてみました。

やはり川に近いストリートは結構キテますな。

この方は、テレビ局の敏腕(かどうか分からないけど)ディレクターで撮影の下見中。これはいい絵が撮れそうだと、思わず顔がほころぶ。


「俺らはアイリーン対策万全だ!」

ビレッジのアイリッシュバーはどこも満員御礼の様子です。アイリーンのウェルカムパーティ開催中!

ウエストビレッジの安全な家だよ(ドクロマーク)

ちょうどチェルシーで生まれ育ったという女性が、こんなのは3歳の頃に見た以来で、かなりスゴイ出来事なのよ~と驚いた様子だった。

今回は言われていた程でも無く、アイリーン嬢も引っかきキズ程度で済ませてくれたけど、ストリートの所々では浸水していて結構な被害だった。

でも、昼過ぎには晴れ間もさして、青空がすごく特別に感じた。強風が残る中、チェルシー周辺では、午後からオープンしていたバーニーズのセール袋を持っている人たちや、レストランでディナーする人などシティは通常通り。

アジアでも大型の台風がいっぱい発生してるし、明日は分らないので、今後も気を付けつつ、悔いのない日々を過ごそう。


www.happyplace.comの記事にあった、ハリケーン時の対策リスト。

常識ある世界では、天気予報をチェックし、災害グッズを準備し、水や食料、バッテリーを買い、更に天気予報をチェックし、近所の人とハリケーンについて予測しあう。

ニューヨークの愛すべきおバカたちの場合、ウォッカを買い、予備のタバコを買い、ハリケーンパーティの準備をし、文句を言い、ハリケーンで月曜の仕事が休みになることを予測しあう。

冗談じゃなく、その通りです・・・。