きょう、最後の光

友達とランドリーからの帰り道、雲の隙間から柔らかな太陽の光が差していた。

はやく屋上に上りたい気持ちでいっぱいになり、家路に急ぐ。洗濯物を放り投げ屋上へ上がった。

あの時見た光はもう消えてしまったけど、今度は強い光が、雲とマンハッタンの隙間に差し込んだ。

セント・パトリック・デーからのエンパイアは、アイリッシュカラーの緑色。

午後6時45分。群青色に染まっていく空にエメラルドグリーンが光り出す。真っ暗な夜になるとその姿は、黒いベルベットにおかれた宝石のようだった。